インプラントコラム
COLUMN
インプラントの仮歯が取れたらどうする?応急処置と注意点を解説
26.10.31
インプラント治療中に、仮歯が突然外れてしまったらどうしたら良いか迷う方もいるのではないでしょうか。
仮歯には、見た目や噛む機能を一時的に補う役割があります。
しかし、食事中に強い力がかかったり、固定している部分が緩んだりすると、仮歯が取れてしまうことがあります。
仮歯が取れてしまった場合は、無理に戻そうとせず、歯科医院で確認してもらいましょう。そこで今回は、インプラントの仮歯が取れる主な原因や、自宅でできる応急処置、避けたい行動、歯科医院を受診する目安について解説します。
インプラントの仮歯が外れたときの対処法

インプラントの仮歯が取れてしまった場合は、外れた仮歯をなくさないように保管し、早めに歯科医院へ連絡しましょう。
仮歯が外れた場合でも、インプラントそのものに影響がないこともあります。
しかし、仮歯を固定しているネジが緩んでいたり、部品が破損していたりする可能性もあります。
また、治療中の仮歯には、歯ぐきの形を整える役割があるため、外れたままにすると治療に影響する場合があります。
そのため、痛みや腫れがなくても放置せず、歯科医院で確認してもらうことが大切です。
インプラントの仮歯が取れる4つの原因

1 仮歯を固定する部分が緩んでいる
インプラントの仮歯には、仮着用のセメントやネジなどで固定するタイプがあります。
仮着用セメントは、必要に応じて仮歯を取り外せるように使用されるため、食事や日常生活の中で外れる場合があります。
また、ネジで固定している場合は、ネジが緩むことで仮歯が取れてしまうこともあります。
2 噛み合わせや歯ぎしりの影響
仮歯に強い噛む力が偏ってかかると、固定している部分が緩み、外れやすくなる場合があります。
また、歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、無意識のうちに仮歯へ強い力がかかっている可能性もあります。
仮歯が何度も外れる場合は、噛み合わせに問題がないか歯科医院で確認してもらうことが大切です。
3 硬い食べ物によって強い力がかかった
仮歯は、最終的な被せ物とは使用する材料や作りが異なるため、強い力が加わると外れたり、壊れたりすることがあります。
特に、硬いせんべいやナッツ類などを噛むと、仮歯を固定している部分に負担がかかりやすくなります。
インプラント手術後、間もない時期は、治療した部分で硬いものを噛まないように注意しましょう。
4 仮歯や固定部品が破損した
仮歯を使い続けるうちに、噛む力や材料の摩耗などによって、ひび割れや破損が起こることがあります。
また、仮歯自体に問題がなくても、固定に使用しているネジなどの部品が破損している場合もあります。
見た目だけでは原因を判断できないため、仮歯が外れたときは、歯科医院で状態を確認してもらいましょう。
インプラントの仮歯が外れたときの応急処置

インプラントの仮歯が取れた場合は、無理に付け直さず、早めに歯科医院へ連絡することが大切です。
受診するまでの間は、次の4つのポイントに気をつけましょう。
1 外れた仮歯は捨てずに保管する
取れた仮歯は捨てずに、清潔な容器やケースに入れて保管しましょう。
仮歯に問題がなければ、そのまま付け直せる場合もあります。
ただし、仮歯が割れていたり、形が変わっていたりする場合は、修理や作り直しが必要になることがあります。
2 無理に仮歯を戻さない
外れた仮歯を自分で付け直したり、市販の接着剤で固定したりするのは避けましょう。
接着剤を使用すると、仮歯や部品が傷んだり、正しい位置に戻せなくなったりする可能性があります。
また、無理にはめ込むことで、歯ぐきや周囲の組織を傷つけるおそれもあるため、歯科医院で再度付けてもらいましょう。
3 仮歯が外れた部分で噛まない
仮歯が取れた部分には、できるだけ負担をかけないようにしましょう。
食事の際は反対側の歯で噛み、おかゆやうどんなど、やわらかい食べ物を選ぶと安心です。
特に、インプラント手術から間もない時期は、治療した部分に強い力を加えないことが大切です。
4 お口の中を清潔にしておく
仮歯が外れた部分に汚れがたまらないよう、お口の中を清潔に保ちましょう。
ただし、露出した部品や傷口を歯ブラシで強く磨くことは避けてください。
無理に触ると、歯ぐきを傷つけたり、出血したりする可能性があります。
手術後間もない場合は、歯科医院で説明されたお手入れ方法に従いましょう。
インプラントの仮歯を外れたままにするリスク

インプラントの仮歯が外れても、痛みがなければ問題ないと考える方もいるかもしれません。
しかし、仮歯が外れた状態を放置すると、歯ぐきの形や今後の治療に影響する可能性があります。
具体的には、次のようなリスクが考えられます。
歯ぐきの形が変わる
仮歯によって整えていた歯ぐきの形が変化し、元の状態に戻すための調整が必要になることがあります。
治療部分に負担がかかる
露出した部品に食べ物が当たったり、噛む力が加わったりする可能性があります。
治療期間が延びる
仮歯の作り直しや歯ぐきの調整が必要になり、治療の進行に影響する場合があります。
特に前歯のインプラントでは、自然な見た目に仕上げるために、仮歯を使って歯ぐきの形を整えることがあります。
そのため、痛みがなくても自己判断で放置せず、早めに歯科医院へ相談しましょう。
インプラントの仮歯が外れるのを防ぐには?
仮歯を外れにくくするためには、日常生活で次の点に注意しましょう。
硬いものやくっつきやすい食べ物を控える
ナッツや硬いせんべい、キャラメルなどは、仮歯が外れる原因になることがあります。
治療中は、歯科医師の指示に従い、仮歯に負担の少ない食事を心がけましょう。
違和感があれば早めに受診する
仮歯が浮くような感覚や噛み合わせの変化がある場合は、固定部分が緩んでいる可能性があります。
仮歯が完全に外れる前に歯科医院で確認してもらうことで、トラブルを防げる場合があります。
インプラントの仮歯に関するよくある質問
Q 仮歯が外れても痛みがなければ問題ありませんか?
痛みがなくても、仮歯が外れたまま放置するのは避けましょう。
固定部分の緩みや歯ぐきの変化などが考えられるため、早めに歯科医院へ相談することが大切です。
Q 外れた仮歯は再び使えますか?
仮歯や固定部分に問題がなければ、再装着できる場合があります。
ただし、破損している場合などは、修理や作り直しが必要になることもあります。
【まとめ】
仮歯が取れてしまったら、無理に戻さず、清潔なケースなどに入れて歯科医院へ持参しましょう。
仮歯が外れる原因には、固定部分の緩みや噛み合わせ、部品の破損などがあります。
痛みがなくても、そのままにすると歯ぐきの形や治療に影響する可能性があります。
仮歯が外れたり、ぐらついたりした場合は、放置せず早めに歯科医院で確認してもらいましょう。






