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セラミック治療を受ける時に知っておきたいポイントとは. NO3

21.03.24

 

セラミックの種類の特徴とは?

 

オールセラミック

オールセラミックは文字通り100%すべてセラミックの素材で出来ている被せ物です。
セラミックの中で全く金属を使用しないので、透明感があり審美的に優れている素材です。
また、経年変化で変色をしないので長い期間透明感のある美しい歯を維持できます。
金属を全く使用しないので、金属アレルギーの心配もなく、歯ぐきが黒ずむ心配もありません。
以前より強度は強くなりましたが、奥歯は力がかかるので積極的には使用しません。

 

ジルコニアセラミック

金属を全く使用せず、内側に人工ダイヤモンドを使用してその上にセラミックを使用しているので、強度がかなり高いです。
こちらもセラミックを使用しているので、経年変化がなく変色せずに同じ色調を保つことができます。
オールセラミックと比較すると、中の部分に人工ダイヤモンドを使用しているので透明感が少し劣る点がありますが、その分強度に優れているので前歯ではなく奥歯で使用されることが多いでしょう。
ただ、人工ダイヤモンドを使用しているので、作製に技術が必要になり、オールセラミックより費用が高くなる傾向にあります。

 

メタルボンド

内側に金属を使用していますが、表面がセラミックなので経年変化で変色がありません。
また、金属を使用しているので、強度があり、奥歯に使用されることが多いです。
ただ、金属を使用しているので、金属アレルギーのリスクはありますし、少しずつ金属イオンが溶け出して歯ぐきの境目が黒ずんでしまうことがあります。
費用はオールセラミックに比べると安い傾向になります。

 

ハイブリットセラミック

歯科用のプラスチック素材のレジンとセラミックを配合しているので、レジンとセラミックの特徴を合わせ持ちます。
歯科用プラスチックの素材は経年変化で少しずつ変色してきてしまいますが、クッション性があります。
もちろん保険の歯に比べると審美性はやや劣りますが、費用を抑えて治療ができます。
お手軽にセラミック治療を行いたい方におすすめの治療法です。
こちらは金属を使用していないので金属アレルギーの心配はありません。

セラミックの種類を選択する時には奥歯か前歯にするかによっても異なります。
奥歯はお口を開けた時でも少し影になりますし、透明感を優先するよりは強度を優先する方が良いでしょう。
前歯は笑った時にもよく見えるので、審美的な透明感を重視する方が多いですね。
また、金属アレルギーになっていない方でもいつアレルギーになるかわからないので金属アレルギーの物質をお口の中に使用しない方が安心という考え方が広まってきています。
セラミックに金属を使用するかも素材を選ぶ時に大切なポイントですね。
 また、ジルコニアセラミックやオールセラミックは金属を一切使用しないので歯ぐきの黒ずみの心配がなく審美的に優れていて金属アレルギーの心配もなく安心です。
セラミックの種類によっても費用が異なってきますので、特徴を比較してご自身に合ったものを選んでくださいね。