基礎知識

治療前に知っておきたい!フラップレスインプラントの費用の相場とは

22.03.27

インプラント治療は自費治療なので、歯医者によって費用はさまざまです。
ただ、治療をしたいと思った時に費用の相場はどの程度なのか気になる方も多いのではないでしょうか。
インプラントは「検査」「インプラント体」「被せ物」の費用が別とすべてパッケージになっている場合で比較が難しい部分がありますが、通常のインプラント治療とフラップレスインプラントの目安の費用をご紹介しますので参考にしてみてくださいね。

フラップレスインプラントとは?


通常のインプラント手術は、インプラント体をあごの骨に埋入するために歯ぐきを切開・剥離してから骨にドリルをしてインプラントを埋め込みます。
一方フラップレスインプラントは歯ぐきを切らない治療法なので、出血が少なく痛みや腫れを軽減します。
また、サージカルガイドを使用してインプラントの埋入位置をサポートするので手術時間の短縮が可能になりました。

フラップレスインプラントのメリットとは?


出血が少なく、術後の腫れや痛みを軽減します。
縫合や抜糸の処置がないので、手術時間の短縮と通院回数を減らすことができます。
サージカルガイドを使用するので、フリーハンドより正確に精密な治療が可能になります。
骨の状態が良く、手術の時の固定ができれば手術当日に仮歯を入れることができます。

フラップレスインプラントのデメリットとは?


インプラントの埋入位置の骨の状態によっては適応ができないことがデメリットです。
手術前のCT検査で骨の量を把握して、フラップレスインプラントには骨が足りないと判断した場合には従来のインプラント手術になります。
また、歯ぐきから直接インプラントを埋入するので、歯科医師の技術と経験が必要です。

フラップレスインプラントの費用の目安の相場


フラップレスインプラントはインプラントの治療方法の1つです。
一般的にはインプラント治療費のほかに「フラップレス手術」の費用が加算されます。
フラップレス手術は直接骨を見ることなくインプラント手術をするので、治療にはインプラント経験や技術が必要なためです。
また、インプラント手術のドリルの時にサポートする装置の「サージカルガイド」を使用することが多いのでその分の費用が加算されることが多いといえます。
東京のすべてのインプラント費用の相場は約32万5千円ですが、フラップレスインプラントの費用の相場は約35万円で一般的なインプラントに比べて少し高くなります。
ただ、インプラント費用は「検査」「インプラント体」「被せ物」の費用が別など、費用が変動する要素を多く含んでいるため、1本あたりに費用を比較するのが難しい面もあります。
クリニック選びをする際の1つのポイントとしてインプラントの相場を参考にしてください。

当院のインプラント費用


当院のインプラント費用は、「検査」「インプラント体」「被せ物」「サージカルガイド」「メインテナンス3回分」「安心の10年保証」のすべてが含まれています。
そのため、後から費用を追加して支払って「費用が思っていたより高い…。」ということがありません。
すべて一式含まれているので、医療費控除を行う時にも1度に申告できます

お支払いについて


お支払いは各種クレジットやデンタルローンのご利用が可能です。

クレジット払い

ショッピングなどで使っているクレジットカードを使うことができます。
お使いのクレジットカードのカード会社が取り扱っているか事前に確認しておくと安心です。
また、クレジットカードには限度額がありますので、インプラント費用が限度額を超えていないかも確認しておきましょう。

デンタルローン

デンタルローンは「インプラント」「矯正」「セラミック」など歯科治療を目的としている分割方法です。
支払いの利用設定額が高く、分割の手数料も優遇されます。
支払いの金額も月々無理がないように設定でき、回数も多いところでは84回までの会社もあります。
また、医療費控除の対象にもなり、確定申告をすれば還付金や税金の控除が受けられます。
すぐに、治療の費用を用意することが難しい時でもデンタルローンを利用することで、希望していたインプラント治療を受けることができます。

医療費控除について

インプラントは医療費控除の対象

医療費控除とは1年間に支払った医療費の合計が10万円を超えた時に、確定申告をすると税金が軽減される制度です。(その年の年収が200万円以下の方は総所得の5%の金額)

医療費控除のポイント

本人だけでなく、生計が同じ家族の医療費も合算することができます。
通院した公共機関の交通費も合算できます。(マイカーのガソリン代は合算できません)
デンタルローンの場合には、契約した年が対象になります。
その年に申告を忘れても、5年までさかのぼって申告が可能です。

2017年から領収書の提出ではなく、「医療費のお知らせ」の提出で申告が可能になりました。ただし、インプラント治療などの自費治療の場合は領収書の提出が必要なので事前に準備しておくとスムーズに申告ができます。
通院した医療費だけでなく、歯の痛みが出た時にドラッグストアで購入した薬も医療費控除の対象です。

医療費控除には確定申告が必要なので、申告のために用意するものをご紹介します。
・医療費の領収書
・医療通知(医療費のお知らせ)
・源泉徴収票
・マイナンバー
・確定申告書
・保険などで支払われた金額を確認できる書類
・医療費控除の明細書
・印鑑
・還付金の振込口座

医療費控除を申告すると税金が軽減されるので、ぜひご活用ください。

まとめ


通常のインプラントとフラップレスインプラントの費用の相場を比較すると、フラップレスインプラントの方が少し高いですが、メリットが大きいです。
インプラント手術の痛みや腫れを最小限に抑えて、インプラント手術の負担を軽減します。
また、サージカルガイドを使用するのでより精度の高い治療を提供できます。
インプラント治療の痛みが気になって治療にふみ切れない方におすすめの方法です。
骨の状況によって適応ができるか確認も必要なので、フラップレスインプラントが気になった方はぜひ1度ご相談くださいね