お悩み

思わぬインプラントトラブルでもやり直しが可能?インプラントリカバリーとは

22.06.26

インプラントは10年経過しても、9割以上の方が問題なく使用できるという優れた治療法ですが、インプラント治療を行う歯科医院が増加したことによって、インプラント手術をしたのに
「インプラントが安定せずしっかり噛めない」
「食事の時に揺れている気がする…。」
などのお悩みが増えてきています。

当院はそんなお困りの方のためにインプラントの再治療である「インプラントリカバリー」も数多く行っております。
今回はインプラントトラブルを解決するインプラントリカバリーについて詳しくご説明します。

【インプラントのトラブルとは?】


インプラントは見た目も自然で天然歯のようなかみ心地を手に入れられる治療として人気ですが、どんな治療でも100%安全というわけではありません。

インプラント治療をしたものの、「腫れが引かない」「痛みが治まらない」「インプラントが安定しない」など何らかの原因でこれらのお悩みを抱えている方もゼロではなく、いらっしゃいます。
これらのトラブルを改善しようと通院しても、解決につながらずどこに相談したらよいか分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

当院では過去にインプラント治療を受けて、改善したい症状が出ている再治療(インプラントリカバリー)にも対応しています。

インプラントトラブルの原因の多くはメンテナンスが不十分の「インプラント周囲炎」ですが、中にはインプラント手術の失敗が関係していることもあります。

当院ではインプラントを入れる手術だけでなく、インプラントリカバリーも対応して多くの実績がありますので、安心してご相談ください。

【他院で行ったインプラントトラブルの例】


・インプラントの周りに炎症を生じる
・かみ合わせが合わない
・腫れ・痛み・しびれなどを生じる
・見た目の違和感が気になる

なぜインプラントトラブルにつながってしまうのでしょうか。
インプラントトラブルに関わる原因についてご紹介します。

【インプラントトラブルに関わる5つの原因とは?】


1 インプラント周囲炎の影響

インプラントの周囲で炎症が起きて、歯周病と同じような症状が出る病気を「インプラント周囲炎」といいます。
初期の段階では、クリーニングと毎日のセルフケアで改善することができますが、進行するとあごの骨が減ってせっかく埋め込んだインプラントの支えも減ってしまいます。
そうすると、インプラントが安定せずグラグラすることもあり、悪化すると抜け落ちてしまうこともある怖い病気です。
このインプラント周囲炎を防ぐには、原因になる汚れを毎日しっかり落とすことが大切です。そして、毎日歯磨きをしていても細かい部分や苦手な部分に汚れが残りがちなため、その汚れを落とすために、定期的に検診を受けてお口の中を清潔に保つことが大切です。
インプラントも定期的にチェックできるため、もし不具合があったとしても、早めに対処できるため安心です。

2 術前検査・治療計画が不十分

インプラント手術は、十分な検査と治療計画がインプラントの成功につながります。

あごの骨の量や密度、厚さなどや、神経の位置などを立体的なCT画像で確認してどの位置にインプラントを埋入したら良いかなどを検討する。
かみ合わせについて歯型の模型を作製して、全体像をしっかり把握する。
血液検査をして全身疾患の状態や病歴、生活習慣などを確認する。

これらのことを十分に検査や確認ができないと、誤って神経や血管を傷つけてしまったり、手術後にインプラントが安定したりしないなど、思いがけないトラブルを起こすことにつながっていきます。

3 感染対策が充分ではない

インプラントは入院する必要はありませんが、外科手術を行います。
感染対策ができておらず、インプラント手術に使用する器具などの滅菌や感染対策が充分でないと、感染症を引き起こし強い痛みや腫れが続くことがあります。
徹底した感染対策を行っていると、あごの骨の状態によって少し腫れや痛みが出ることはありますが、2~3日程度から長くても1週間あると痛みや腫れは徐々に落ち着いていきます。

4 被せ物のトラブル

一般的にインプラントの被せ物には、見た目も自然で機能面も充実している「セラミック」を使用しますが、この適合性もインプラントの使い心地に大きく関係してきます。
インプラント体の負担を計算した「かみ合わせ」「審美性」などを考慮して設計や作製していく必要があります。
被せ物は食事をした時に髪の毛が1本入っても気になる繊細な部分なため、わずかな違和感がかみ合わせ不良やインプラント周囲のトラブルにつながってしまいます。

5 メンテナンス不足

インプラントが成功しても、毎日のお手入れと定期的なメンテナンスが不十分だとさまざまなインプラントトラブルを生じる可能性があります。
インプラントはメリットも多く、優れた治療法ですが、使用するうちにねじが緩んだり、被せ物がすり減ったりすることがありますし、患者様のお口の中も変化しています。

インプラントを快適に使い続けるために、患者様に合った期間で定期的なメンテナンスにお越しください。
また、インプラントの周りやそのほかの歯ぐきに汚れが着いたままだとインプラント周囲炎や歯周病を引き起こしてしまいます。
毎日の正しいセルフケアも継続して行いましょう。

【インプラント再治療】


インプラントトラブルといっても、インプラントと被せ物のねじが緩んでいたり、被せ物のセメントが取れてきて被せ物が外れやすくなったりしている場合もあり、原因はさまざまです。

多くの症例がやり直しをすることによって、インプラントを快適にお使いいただくことが期待できます。
当院では「手術前の精密な検査」「納得いただける治療計画」「徹底した感染対策」を行って患者様の安全を最優先して細心の注意を払ってインプラント治療を行っております。
それでも、インプラントトラブルが生じた場合には、責任を持ってリカバリーをさせていただきます。

また、他院で行ったインプラントの不安や疑問についてもセカンドオピニオンを行っておりますのでお気軽にご相談ください。

【まとめ】

インプラントは優れた治療で、毎日のケアと定期的なメンテナンスを行うと快適に使うことが期待できる治療ですが、何らかの原因でインプラントトラブルが起きることもあります。
ねじの緩みや被せ物を再接着すればよいだけの場合もありますし、インプラント治療のやり直しが必要なものもあります。

当院では数多くのインプラント治療の実績をもとにインプラントトラブルについても対応が可能です。
他院で治療して不具合が気になっている方もぜひ1度ご相談ください。