噛めるだけではない?顔の印象も変えるインプラント治療とは

22.07.27

噛めるだけではない?顔の印象も変えるインプラント治療とは

 

入れ歯にしたら顔が変わったということを聞いたことはありせんか?

入れ歯は大きくかみ合わせが変わることもあるため、顔の印象を変えることがあります。

同様に歯を失うと顔が変わってしまうことがあります。

それではインプラントにすると顔の印象はどう変わるのでしょうか。

今回はインプラントにすると顔の印象が変わるかについて詳しくご紹介します。

 

【歯を失うことで起きること】

 

歯を失うと見た目の大きく変わりますが、「しっかり噛む」ことが難しくなっていきます。

歯を1本1本に役割があります。

その歯が1本失っただけでも、お口の中のかみ合わせのバランスが変わり、ほかの歯が強く当たるなど変化が起きます。

 

さらに、かみ合わせが悪いまま噛んでいると顔のバランスが変わってしまうこともあります。

そのため、歯を失った時には早期に何らかの治療をすることが大切です。

歯を失っている期間が長いと、隣の歯が少しずつ動いてしまい、治療を開始した時にすぐに治療ができないこともあります。

 

【合わない入れ歯で起きる3つのこと】

 

歯を失った時の治療は入れ歯・インプラント・ブリッチの中から選択することができますが、保険の中で行うことができて、失った本数に制限もないのが「入れ歯」です。

ただ、入れ歯は固定式ではないため、ほかの治療に比べて安定感が劣る点があり、ぴったりと合うまで時間がかかることがあります。

また、合わない入れ歯を使い続けているとさまざまな不具合が出てきますのでご紹介します。

 

  • 刺激が伝わらない骨が少しずつ退縮する

 

天然の歯やインプラントは、あごの骨に刺激が伝わりますが、入れ歯は失った部分を補うことはできますが、あごの骨に刺激は伝わりません。

そうすると、あごの骨が少しずつ痩せてしまい、入れ歯の歯ぐきの部分が変わってしまう原因にもなります。

 

  • 筋肉の使い方が変わる

 

合わない入れ歯を使用していると、かみ合わせのバランスが悪くなってしまいます。

そのまま使用し続けていると、かみ合わせが変わったまま筋肉を使い続けているため使わない筋肉を使って噛むことになります。

そうすると、顔のバランスも変わってゆがみにつながってしまうことがあります。

また、筋肉バランスが変わると入れ歯も安定しにくくなってしまいます。

 

3 厚みのある入れ歯で違和感…。

保険の入れ歯を作る際は、歯科用プラスチックの素材を使用するため、強度を出すためにある程度厚みを出す必要があります。

そうすると、口元が盛り上がって見えることがあります。

 

【顔の変化を最小限にできること】

 

歯を失ったままにしたり、合わない入れ歯をそのまま放置したりすると、顔にゆがみなどが出てしまう可能性があります。

そうならないためにできることはあるのでしょうか。

 

  • 抜けたままの期間を作らない

 

歯が抜けたままの期間が長くなると、あごの骨が減少したり、隣の歯が少しずつ動いてかみ合わせが変わったりするなど顔の変化が大きくなります。

歯を失ってしまったら、1日でも早く歯科医院に相談して今後の治療を考えましょう。

 

  • 合わない入れ歯をそのまま使用しない

 

合わない入れ歯をそのまま使い続けていると、歯ぐきを傷めてしまったりかみ合わせが変わってしまったりすることもあります。

食事の度に違和感があって、不快な思いをすることもあり、合わない入れ歯は食事を楽しむことができません。

しっかり噛むことができないと、先ほどお話したようにあごの骨が痩せてしまいますが、そのほかに認知症のリスクも高くなるといわれています。

 

これは、しっかりと噛むことで脳に刺激が伝わっているのですが、歯がない部分があると刺激が伝わらないためです。

また、きちんと噛めないとやわらかいものを好んで食べるようになり、さらに刺激が伝わりにくくなる悪循環になってしまいます。

 

 

【インプラントにすると起きる4つのこと】

 

  • しっかり噛める

インプラント治療を行うと、自分の歯のような自然なかみ心地を手に入れることが期待できます。

インプラントは固定式であごの骨にしっかりと定着してその上に被せ物をします。

そのため、安定感に優れ食事の時も違和感が少なくしっかり噛めて、食事をすることが楽しみになります。

 

  • 審美的な印象

インプラントは自然な見た目も手に入れることができます。

一般的にインプラントの被せ物はセラミックやジルコニアにすることが多く、時間が経過しても変色することなく、見た目も自然な白い歯を入れることが可能です。

保険の中で入れ歯やブリッチに使用する銀歯や歯科用プラスチックは見た目が目立ってしまう問題や、時間が経つと少しずつ黄ばんでしまうデメリットがありました。

 

また、強度を保つために不自然に歯ぐきが盛り上がって見えることがなく、審美的に優れています。

 

  • あごの骨が痩せることを防ぐことが期待できる

 

先ほどもお話しましたが、あごの骨は噛むことで刺激が伝わり、その骨を維持しています。

骨は適度な負荷がかかっていないと細くなってしまうのです。

インプラント治療をすると、あごの骨にインプラント体を埋め込んでその上に被せ物をするため、噛むたびに刺激が伝わります。

そうすると、適度な負荷が加わり、あごの骨が痩せることを防ぐことが可能です。

 

  • 取り外しの面倒がない

 

入れ歯の場合には、就寝中は洗浄や歯ぐきを休ませるために入れ歯を外す必要があります。

寝る時は入れ歯がない状態で過ごすことになりますので、友人と旅行に行くことをためらってしまう方もいらっしゃいます。

インプラント治療の場合には、基本的に固定式のことが多く、寝る時に外す必要もありません。

 

【まとめ】

お口のかみ合わせは顔の印象を大きく変えます。

歯を失った期間が長い場合や、合わない入れ歯を使い続けているとかみ合わせに影響を与え、顔のゆがみにつながってしまうこともあります。

 

インプラント治療をすると、かみ合わせのバランスを整えることができ、しっかりと噛むことができるため、あごの骨が痩せることを防ぐこともできます。

 

また、見ためも自然で変色することがないため、審美性に優れている被せ物を入れることが可能です。

 

当院ではインプラント治療も数多く行っておりますので、ぜひ1度お気軽にご相談ください。