インプラントコラム
COLUMN
インプラントとホワイトニングはどちらを先にしたら良いの?
24.06.30
インプラント治療をすると、しっかりと噛むことができるようになり、ほかの天然歯もなじむような被せ物を選択することができます。
その時にほかの歯の色も気になる場合があります。
歯の色自体を白くしたい場合には、ホワイトニングの施術が必要ですが、インプラントとホワイトニングをしたい時にはどちらを先にしたら良いが迷うこともあるのではないでしょうか。
そこで今回はインプラントとホワイトニングはどちらを先にしたら良いかご紹介します。
インプラントとホワイトニングはどちらを先にしたら良いの?
インプラントとホワイトニングを希望している場合には、インプラントの被せ物の部分が入るまでにホワイトニングをして、ご自分の希望の色まで白くすることをおすすめします。
・インプラントの被せ物は自分で色を決めることができる
インプラントは、歯を失った部分に「インプラント体」を埋め込んでその上に「アバットメント」という土台を立てて、「人工歯」の被せ物をする治療です。
保険適用の治療は、材料や治療法が細かく決められていますが、インプラントの多くは自由診療のため、被せ物の種類を患者さまが選択できます。
セラミックの被せ物は透明感があり、経年変化での変色しにくい素材です。
色も患者さまが選択できるため、ホワイトニングをした後に色を決めるとほかの天然歯になじみやすいです。
・ホワイトニングの白さは個人差がある
理由としては、ホワイトニングは歯の色自体を白くすることができますが、白さの程度には個人差があります。
回数を重ねることで徐々に白くなっていきますので、希望の白さまで施術ができます。
ただ、どの程度白くなるかは個人差がありますので、どの程度回数がかかるか把握しにくい部分があります。
一方、インプラントの被せ物は自由に色を決めることができます。
そのため、ホワイトニングで希望の白さになってから、被せ物を製作した方が色を合わせやすい特徴があります。
このことから、インプラント治療とホワイトニングを希望している場合には、被せ物が入るまでにホワイトニングの施術をすることをおすすめしています。
ホワイトニングに種類はあるの?
ホワイトニングは、歯の黄ばみが気になる場合に歯の色自体を白くする施術です。
歯の表面に専用のホワイトニングジェルを塗布して、歯の色素を分解して白くする方法です。
患者さま自身の歯を白くしていくため、仕上がりも自然で白くなった歯は口元だけでなく、顔の印象のトーンアップも期待できます。
・オフィスホワイトニングはどんな方法?
オフィスホワイトニングは、歯医者で歯科医師や歯科衛生士などの有資格者が施術するホワイトニングです。
専用の薬剤を塗布して、ライトを当てて歯を白くする方法です。
歯医者で行うホワイトニングは、有資格者が行うため濃度が高い薬剤を使用するため、1度で高い効果が期待できます。
患者さまの希望の白さは、一人一人異なるため、回数には個人差がありますが2~3回で希望の白さになることが多いです。
オフィスホワイトニングのメリット
・自分でホワイトニングをする手間がありません。
・歯医者で行うため、もししみたとしてもすぐに対処ができます。
・1度の施術で白さを実感しやすいため、時間をかけずに歯を白くしたい方におすすめの方法です。
オフィスホワイトニングのデメリット
・ホームホワイトニングと比較すると後戻りがしやすい傾向になります。
・奥歯は普段見える部分ではないですが、奥歯までライトが当たらないため、奥歯を白くすることはできません。
・ホームホワイトニングはどんな方法?
ホームホワイトニングとは、お口にぴったり合ったマウスピースを作製し、その中に専用の薬剤と入れて装着して歯を白くする方法です。
ホームホワイトニングに時に使用するマウスピースは、透明な物を使用するため、ホワイトニング中に見た目が分かりにくい方法です。
そのため、ご自分の好きな場所とタイミングでホワイトニングをすることが出来ます。
ただし、オフィスホワイトニングと比較すると、濃度が低いホワイトニングジェルを使用するため、徐々に白くなる傾向になります。
そのため、希望の白さになるまでに少し時間がかかるため、目標となる日までに白くしたい場合には、余裕を持ってホワイトニングをスタートしましょう。
ホームホワイトニングのメリット
・ホームホワイトニングは、オフィスホワイトニングと比較すると白さを維持しやすい特徴があります。
・自分の好きな場所とタイミングでホワイトニングすることができます。
・奥歯まで白くすることができます。
ホームホワイトニングのデメリット
・希望の白さにするためには、継続が必要です。
・デュアルホワイトニングはどんな方法?
デュアルホワイトニングとは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法です。
同時のそれぞれのホワイトニングを行うことで、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングのメリットを実感することができます。
オフィスホワイトニングの短期間で白くすることが出来る点やホームホワイトニングの白さを維持できるメリットを合わせ持っています。
より白く、短期間で白さを実感することができるため、結婚式や就職試験など目標となる日までに白くしたい方におすすめの方法です。
デュアルホワイトニングのメリット
・色ムラの少ない仕上がり
オフィスホワイトニングとホワイトニングを併用することで、歯全体を色ムラのない仕上がりでホワイトニングができます。
デュアルホワイトニングのデメリット
・オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用するため、費用が高くなります。
【まとめ】
インプラントとホワイトニングの効果を最大限活かすためには、インプラント治療の被せ物をする前にホワイトニングをしておきましょう。
ホワイトニングで白さを決めてからの方が色を合わせやすくなります。
インプラントとホワイトニングを希望している方はその旨を治療前に伝えるとスムーズに治療が進みやすくなります。
カウンセリングの時に治療したいことをお気軽にご相談くださいね。