インプラントコラム
COLUMN
知っておきたい!インプラントのよくある質問
24.12.27
インプラント治療を検討している方の中には、分からないことが何かはっきりしないけれど不安な方もいるのではないでしょうか。
インプラントは治療のステップ毎に疑問が出てくる場合があります。
当院では、患者様の疑問や不安を解消してから治療をスタートしますが、よくある質問を見ていただくと、治療のイメージが付きやすくなると思います。
そこで今回は、インプラントのよくある質問を集めたので、ご紹介します。
Q1 インプラントに年齢制限はありますか?
インプラントは、顎の骨にインプラント体を埋め込む手術のため、顎の骨の成長途中の18歳以下の方は治療を受けることができません。
顎の骨が成長することによって、インプラントがずれてしまう可能性があるためです。
ただし、年齢の上限は無く、何歳まででも治療を受けることが可能です。
年齢制限はありませんが、インプラントを受けるためのお口の環境と全身的な環境が整っている必要があります。
お口の環境では、インプラントは顎の骨に埋入をするため、顎の骨の高さや厚みが十分にあることが重要です。
顎の骨が十分にあることは、インプラントの安定にも関係してくるため、重要なポイントです。
心疾患や脳血管疾患、糖尿病や高血圧なども症状が安定していることも大切です。
主治医と連携を取って、治療が可能か診断します。
Q2 手術は痛いですか?
インプラント手術をする前に、局所麻酔をするためインプラント手術の時に痛みを感じることは少ないでしょう。
また、局所麻酔をする際も表面麻酔のお薬を使用して、注射針の痛みを軽減できるように対応しています。
また、インプラント手術後は、痛み止めや抗生物質のお薬を服用して頂きます。
通常は、痛み止めを服用していると落ち着いてくることがほとんどです。
ただし、顎の骨にドリルでインプラント体を埋入するため、振動は感じます。
インプラントに強い不安感がある場合には、うとうと寝ているような状態でインプラント手術が可能な「静脈内鎮静法」を選択することもできます。
インプラント治療が不安な方は、お気軽にご相談ください。
また、インプラント手術当日の生活で腫れや痛みを左右する場合があります。
血流が良くなることをすると、腫れや痛みが出やすい傾向になります。
インプラント手術当日は、激しい運動、飲酒、入浴も控えましょう。
Q3 インプラント手術後の食事はどうしたら良いですか?
インプラント手術後は、麻酔が切れてからであれば食事は可能です。
麻酔が効いたままで食事をすると、頬を噛んでしまったり、火傷しても気づかなかったりするため、感覚が戻ってから食事をしましょう。
インプラントを埋入している本数などにもよりますが、インプラントを埋入した部分に負担がかからないように食事をすることができます。
ただし、傷口になって入る状態のため、辛い物などの刺激が強い物は傷口の負担になります。
傷口は治癒してから食べるようにしましょう。
また、固い物は顎に強い力がかかる場合があります。
傷口を避けて頂いていても、強い力で噛む物は控えていただくことをおすすめします。
Q4 インプラントと差し歯の違いは何ですか?
インプラント治療は、歯を失った部分にインプラント体を埋め込んで、その上に被せ物をする治療です。
差し歯は、歯の根の部分が残っている状態で、根の部分に土台を被せて、その上に被せ物をする治療です。
被せ物をするため、似ていると感じる方もいらっしゃいますが、根が残っているか、歯を失っているかで大きな差があります。
Q5 インプラントは保険が適用になりますか?
インプラントの多くは自由診療です。
ただし、顎の骨を3分の1程度失った場合など、条件が揃うと保険が適用になる場合があります。
なおかつ、当直体制があって多くの病床があるなど、治療を受ける病院も細かくきまりがあります。
その条件を満たすためには、大学病院などの施設で治療が必要になります。
歯を失う原因の多くは歯周病やむし歯のため、これらは保険適用にならず、自由診療です。
ただし、インプラント治療の費用は、医療費控除の対象になります。
1年間に支払った医療費の合計が10万円を超えると、医療費控除の対象になり、申告をすると支払った税金の一部が還付される制度です。
インプラント費用の負担を軽減できる制度なのでおすすめです。
また、クレジットカード払いや歯科治療に対応しているデンタルローンなども対応しています。
分割払いにすることで、すぐに費用が難しい場合も治療を受けられます。
費用に関するお悩みもお気軽にご相談ください。
Q6 インプラント以外の治療は何がありますか?
歯を失った時の主な治療は、インプラント以外にブリッジ・入れ歯があります。
ブリッジは保険適用ができる固定式の治療で、左右の歯を削って橋渡しのようにして被せ物をします。
固定式のためある程度安定感はありますが、歯を失った部分の負担が支えている歯にかかり、左右の歯を大きく削るため、歯の寿命を縮めてしまうことがあります。
入れ歯は、ほかの歯にばねなどをかけて、歯を失った部分を補います。
取り外し式のため、安定感が少なく、ずれたり外れたりする場合があります。
歯を削る必要はありませんが、固定源のなっている歯に負担がかかりやすくなります。
また、保険適用ができますが、保険適用の部分入れ歯の場合、金属のばねが見えてしまい、審美的に気になってしまうことがあります。
それぞれの治療に特徴がありますので、どの治療を希望されるか、患者様のお口の状態ではどのようになるかをお話させていただきます。
【まとめ】
インプラント治療前には、カウンセリングや治療計画を立案する時間があり、そのタイミングでインプラントについて色々お話させていただきますが、その後気になることも出てくることもあると思います。
気になったことは、どのタイミングでもお話させていただくことが可能なため、お気軽にご相談ください。
当院では、患者様がインプラント治療を安心して行うことができるよう、インプラント治療のご説明やお口の中の状況をきちんとお話させていただきます。
インプラント治療でしっかり噛める喜びを手に入れるためにご一緒に頑張りましょう。