基礎知識

インプラントを後悔しないために!セカンドオピニオンをした方がよい理由とは

23.02.28

「インプラント治療をしたいけれどここで治療してよいの?」

と迷っている方もいるのではないでしょうか。

インプラントはメリットの多い治療ですが、費用が高く、外科手術も必要とします。

その分、このまま治療を受けていいのか悩む方もいるので、そんな時にはセカンドオピニオンをおすすめします。

セカンドオピニオンは第2の意見ともいわれ、主治医以外の歯科医師に意見を求めることです。

そこで今回は、インプラント治療を後悔しないためにセカンドオピニオンをした方がよい理由について詳しくご紹介します。

 

 

【セカンドオピニオンとは】

 

セカンドオピニオンとは、最初に診断してもらった歯科医師以外に治療の意見を求める制度のことです。

治療にいくつかの選択肢がある場合やインプラントなどの外科手術を伴う治療の場合1度説明を受けてもすぐに決断に至らず、迷ってしまうこともあると思います。

 

その場合に、疑問や不安も解決して治療に進めるように、最初に診断した医師以外に「第2の意見」を求めます。

そうすると、初めに診断を受けたクリニックの判断が正しいか確かめることもできます。

 

【インプラントでセカンドオピニオンをした方がよい3つの理由】

 

  • インプラントの知識を深めることができる

始めてインプラントする方はインプラントについて分からないことが多いのではないでしょうか。

インプラントを担当する歯科医師はできるだけ丁寧に説明することを心がけていると思いますが、1度聞いただけでは分かりにくいこともあるでしょう。

その時に聞いたことの疑問や、後から分からなかったことを確認して知識を深めてから治療を開始できます。

 

ご自身の疑問を解決して、納得してからインプラント治療に進むことは大切です。

分からないことは分からないままにせず、不安を解消してから治療しましょう。

 

  • インプラントの保証や設備などを比較できる

インプラントはほとんどが自費治療なので、費用や保証が歯科医院ごとで違います

費用は全体的な費用の概算の場合もありますし、インプラント体、被せ物が分かれて費用の見積もりが出てくる場合もあります。

インプラント治療を開始する前に費用の内訳を確認しておくと、こんなはずではなかった……。ということを防ぐことができるので、確認しておきましょう。

 

また、インプラントの保証も条件が付いている場合が多いです。

定期的にメンテナンスを受けることが条件になっている場合や保証の年数、保証の対象になるのが被せ物なのか、インプラント体なのかなど保証の内容も確認しましょう。

セカンドオピニオンを受けると保証の内容や費用の見積もりなども比較できるので適正なものが判断しやすくなります。

 

また、インプラント治療をする際に設備も大切です。

インプラントは外科手術も行うので、清潔な環境を求められますが、個室のオペ室があるとほかの患者さまの削った浮遊物などを気にせず治療を受けられます。

 

そのほかには、インプラント治療を行う際には、事前にシュミュレーションをするのでレントゲンやCT撮影をして骨の厚さや高さ、密度などを検査しますが、CTの機械があると安心です

細部まで骨の状態や神経の位置などを確認できるので、神経を触らないように精密に計画を立てます。

CTがない場合は外部のクリニックに行って撮影する場合もありますが、通院する歯科医院の設備としてあるとスムーズに撮影が可能です。

 

  • 主治医の判断が適切か確認できる

インプラントは顎の骨にインプラント体を埋め込むので、主治医の精密な治療計画を手術が必要です。

ただし、顎の骨の状況やお口の状況を考慮してインプラント治療が難しいと診断された場合でもほかのクリニックではインプラント治療が可能な場合もあります。

これは、顎の骨を移植する手術や骨再生療法なども行っているクリニックでは、患者さまの骨が少なくなっても対応できる場合があります。

 

主治医にインプラントが難しいと診断された場合でも違う診断が出ることもあるのでセカンドオピニオンをして適切な診断が確認しましょう。

 

【セカンドオピニオンと受けるための準備】

 

セカンドオピニオンを受ける前に準備しておくことは、「主治医に必要な資料を用意してもらう」「事前に質問したいことを検討しておく」「インプラントに力を入れているクリニックを探す」を意識しましょう。

また、インプラントの技術力や設備は歯科医院によって異なるので、インプラントに力を入れているクリニックを探しましょう。

 

また、インプラントのセカンドオピニオンに時間を有効に活用するために、カウンセリングの前に質問しておきたいことをまとめておきましょう。

セカンドオピニオンはクリニックによっても異なりますが、ほかの患者さまの治療の合間に行うことが多く、時間の制限がある場合が多いためです。

一般的なセカンドオピニオンのカウンセリング時間は15~30分程度のことが多く、聞きたいことを効率的に伝えて、カウンセリングの時間の中ですべて聞きたいことが聞けるように準備しましょう。

 

また、1度目のクリニックで受けた検査内容や診断を先にもらっておきましょう。

同じ検査を何度も受ける必要がなく、現在の状況を的確に伝えることができるためです。

これは、検査費用を節約する上でも大切です。

 

セカンドオピニオンをすることを主治医に知られたくないと思う方もいるかもしれませんが、セカンドオピニオンは患者さまの大切な権利です。

すぐに転院するわけではなく、主治医も納得して治療を受けるための大切なステップということを理解しています。

 

ほとんどの場合、セカンドオピニオンの希望を前向きに進めてくれるところが多く、もしセカンドオピニオンを断られた場合には、患者さまのご希望を優先せずに治療を進めていく歯科医師の可能性があります。

 

その場合には、ほかのクリニックでセカンドオピニオンをしてから治療を進めることをおすすめします。

 

 

【まとめ】

インプラント治療はしっかり噛めて、見た目も自然でメリットの多い治療ですが、費用が高いことや外科手術が必要になります。

むし歯や歯周病治療に比べて慎重になる方が多く、納得して治療を進めるために、迷った際にはセカンドオピニオンをおすすめします。

セカンドオピニオンをしたから必ず転院をするわけではなく、第2の意見を踏まえた上で、インプラントの知識を深めて、インプラントの不安や疑問を解消する目的があります。

当院ではセカンドオピニオンにも対応しておりますので、インプラント治療で迷われている方はお気軽にご相談ください。