セラミックのリスクを避ける歯科医院選びポイントとは？

多くの治療の実績がある

セラミック治療を行う時に大切なことは、多くの治療の経験のある歯科医師に治療を行ってもらうことです。
セラミックの素材だけではそれほど大きな差はないですが、セラミックの経験が豊富で患者様のご希望にそえるようなデザインができることがセラミック治療の満足度を上げてくれます。
経験に基づく知識によって、治療の提案ができます。
セラミックでも少しずつ種類が異なっていて、中に金属が入っているメタルボンドや人工ダイヤモンドで金属を使用しないジルコニアなどいくつか種類があります。
セラミック治療は自費治療なので、金額は高い所から安い所までさまざまです。
その種類によって金額も異なってきますので、金額だけではなく、色々な面から提案して患者様に合ったものを選ぶ所が安心ですね。セラミックは毎日お口の中で使用するものですし、メインテナンスをしっかりと行っていると長い期間使用できる被せ物なので、素材を選ぶ時には長く使うことも見据えて選択してくださいね。

十分なカウンセリング

セラミック治療は自費治療なので、保険の歯に比べると費用も高くなることが多いです。
治療をする前にどのような治療ができて、どのような素材があるかしっかりと提案してくれる歯科医院を選びましょう。
また、どの治療にもメリットとデメリットがありますが、きちんとデメリットも教えてくれる所が安心です。
デメリットも把握した上で納得して治療を開始すると、治療後にこんなはずではなかったということがないですね。
気になることはカウンセリングの段階でしっかりと確認して解消していくことも大切です。
セラミックの治療の経験が豊富な歯科医師であれば、分かりやすい説明を行うことができるでしょう。
患者様の希望や予算を確認して、患者様1人1人に合ったオーダーメイドの治療を提案してくれる所は丁寧な説明を行っています。

セラミックの材料を比較して説明してくれる

先ほど少し触れましたが、ひとことでセラミックと言ってもいくつか種類があります。
奥歯には耐久性があり、強度のあるジルコニアがおすすめですし、前歯では透明感のあるオールセラミックが審美的にも優れているといわれています。
また強度や審美性、金額なども比較してそれぞれの素材を説明して提案してくれる所が良いですね。
患者様にとって何を優先したいのかを考え、素材を提案してくれる所は良いでしょう。
それぞれの特徴が分かりやすいように比較表や症例などがあると見て選ぶことができるので、わかりやすいです。

保証制度がある

セラミック治療に対して保証をつけているのは、もしセラミックに不具合があった時の安心の制度です。
保証制度には期間が設けられていることが多いので期間を確認しておくと良いですね。
また、定期的にメインテナンスを受けることが条件になっていることもあるので、保証制度の内容もあわせてチェックしておきましょう。

お口全体の検査を行っている

お口の中で痛みがある部分だけでなく、全体の検査をしてトータルでお口の中を考慮した治療を行っている所が安心です。
治療をするセラミック部分だけでなく、ほかの部分に不具合があるとかみ合わせが変わってくることもあります。
また歯周病などが進行している場合には、細菌が増殖しやすいこともありますし、歯周病でグラグラしているとセラミックに負担がかかってしまうこともあります。
お口の中をトータルで改善することはセラミックを長持ちさせることにもつながりますので、全体の検査を行っている所を選びましょう。

治療前に見積りを提示してくれる

セラミック治療は自費治療なので、歯科医院によって費用が異なります。
保険の治療に比べると高額になるので、治療前に見積りを提示してくれて治療費の不安を解消してくれる所が安心ですね。
歯科医院によってトータルの金額を提示している所と型取りや仮歯などが別になっている所などもあるので治療費のトータルの金額を確認しておきましょう。

仮歯を納得いくまで調整してくれる

セラミックの型取りをして被せ物が入るまでの期間は仮歯が入ります。
仮歯には、左右の歯が動かないようにすること、かみ合わせを維持すること、歯ぐきの位置をキープする大切な役割があります。
また、セラミック治療に関しては審美的な面のイメージができるように、仮歯の段階で被せ物に近い形をできるように調整します。そしてその仮歯の写真などを参考に被せ物を作製するので、患者様が納得した仮歯ができた時に被せ物をつくっていきます。

メインテナンスの必要性の説明

セラミックの治療を行った後はお口の中の環境を保つためにメインテナンスを行います。
かみ合わせは少しずつ変化していくことがあります。
強くかみ合わせが当たっていないかを確認したり、2次的な虫歯になっていないかを確認します。
不具合になる前に、小さな問題を解決することでセラミックを長持ちさせることができます。
また、細かい汚れが着いたままになると歯周病になり歯ぐきが退縮することもあります。
歯ぐきの境目に段差ができるとより汚れが着きやすくなりますし、審美的にも良くありません。
毎日のブラッシングで取り切れない汚れは歯科医院のメインテナンスでクリーニングをして汚れを落とします。
その際には、患者様にどの部分に汚れが着いているか確認してもらって汚れの落とし方も確認していき、お家でのケアに役立ててもらいます。
お口の中に症状が出る前にメインテナンスを受けてお口の中をチェックしていくことで早期発見・早期治療につながります。

診療室の設備のポイント

カウンセリングルーム

カウンセリングを行う時に専用のお部屋があると他の患者さんのことを気にすることなく相談しやすい空間で話ができます。
カウンセリングに力を入れていると、治療前に丁寧な説明を行って患者様の不安をきちんと解消してから治療を開始しているでしょう。

口腔内写真・カメラ

治療前にお口の状態を写真に残しておくことで治療後にも変化を確認できます。
また、セラミックで治療する時には周りの歯になじむように作製することが大切なので、周りの色調を確認する時にも写真を使用します。
そのほかにはお口の中に汚れが着いている部分を確認してもらうために写真撮影をすることもあります。
汚れがついている部分のチェックとその部分の磨き方について確認するので、ケア方法も取り入れていただけます。

セラミックのリスクを避けるために治療を任せる歯科医院選びが大切です。
満足度の高いセラミック治療を受けるためにポイントを抑えて安心してセラミック治療ができる歯科医院を選びましょう。
自費治療はその歯科医院によって費用が異なりますが、セラミック治療は決められた期間でメインテナンスをすると長い期間使用できる治療です。
安いというだけで選ぶと、さきほどお話したポイントとは違い、こんなはずではなかったということになってしまうこともあります。
歯科医院選びのポイントを抑えて満足度の高い治療を受けましょう。また、セラミック治療はセラミックの種類によっても値段が変わることがありますので、次回はセラミックの種類の特徴についてご紹介します。